意外と単純な構造 パソコンは、最先端の技術が集まって出来ている。だけど、ケースを開けてみるとその中身は意外と単純。いうまでもなく人間の方が比べものにならないくらい複雑だ。
パソコンよりはるかに高度な頭脳を持っているASIMOは、立って歩いて、ちょっとおじぎをするだけで、拍手をもらったりしている。カンタンな言葉でも、それをロボットが話せば、ニュースになる。
でも人間なら子供であっても、走ったり、跳んだり、しゃべったり、怒ったり、笑ったり、泣いたり、落ち込んだり、立ち直ったり――している。
いまこの文章を読みながら、「どんなパソコンを作ろうかなあ」とか「なんだかあんまり面白くないなあ」とか、考えているかもしれない。
さらにお腹のなかでは、さっき食べた昼ごはんを消化しながら、それがどんな成分かを化学分析して、使えるものかどうかを判断している。
肺は、入ってきた空気から酸素を取り出し、それを血液の中に入れ、心臓がそれを体中に送り届けている。
同時に、耳も、鼻も、それぞれ与えられた仕事をしている。
ようするに、パソコンなんかより、人間のほうがずっとすごいことをしているんだよ、ということ。あまり怖がらずに、デスクトップのパソコンがあれば、ぜひ一度ケースを開けてみよう。
ほとんどのケースはプラスドライバー1本でカンタンに開けることができるはず。
Windowsが動くデスクトップパソコンであれば、基本的な構造はだいたい同じ。主なパーツは次ページのようになる。
これだけそろえば、とりあえずパソコンを作ることができる。
Text:DigiPaPa
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